コラム

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急速な美容医療離れ・美容鍼への移行

私はボトックス失敗・過剰効果を修正・解除する施術を行なっている。

ボトックス過剰効果をインシデントとするドクターもいるが、

充分にアクシデントであり被害は年々増加している。

 

「プチ整形」というワードとともに爆発的に広がった美容医療。

ダブルチェック・カウンセリング不足のアクシデントも多い。

 

アクシデントに「プチ」も何もない。

「人に顔を見せることができない」

「人に会いたくない」

精神的に病んでしまうケースも少なくない。

 

SNS普及によりそれらのリスク認知が飛躍的に拡散した。

それに伴い40代以降の急速な美容鍼への移行が顕著だ。

 

40歳を過ぎると人生の時間の関係がある気もする。

「リスクをとってたくさんトライする時間がある」若年層と

「リスクをとって違うことをする時間はもうない」40代以降との単純な違い。

 

それに加えて

「来年も再来年も今と同じ外観でいたい」という願望。

相反する

「それは永久には繰り返せない」という

表情筋組織への負担による物理的制限への諦観。

 

いつか終わる現在の美容トレンドへの不安

 

新陳代謝の激しい美容医療施術だが、長く残っている術式もある。

しかし10年以上続き、突然トレンドが去り終焉を迎えたりもする。

また3-4ヶ月であっさりなくなってしまうものも少なくない。

あの時間はなんだったのだろう。

掛け捨ての美容。

積み立ては手元に何も残っていない。

 

少し振り返ってみれば。

現在は全く行われていない術式が山のように存在する。

 

美しいアフター写真の術式。

隣国で話題と広告されている術式。

 

それらの寿命は短く上位互換が常に加速している。

もちろんビジネスのために。

 

美容鍼への移行

 

しかし「知識と経験」があれば。

美容医療よりナチュラルなエイジング方法があるのは知っている。

年齢に逆らわず、美しくエイジングする方法。

それより即効性の点で美容医療が優っているのも経験上わかる。

 

でも遠回りしている時間はない。

今すぐ綺麗になりたい。

「最近発見したSNSでの新しい美容法」

「動画のPR広告で魅力的に見えたあの方法」

が気になる。

 

しかしよく考えると。

今すぐに綺麗になる必要性は実はほとんど無い。

大きな人生のイベントがあり、

当日が終われば美容から離れるのであれば別の話だが。

求めているのは漠然とした老いのイメージからの脱却だ。

 

メンタルからの老い・価値観の整理

 

トレンドの美容医療に乗っかってしまう方が楽ではある。

「美容を確実に育てる」よりも「即効性」を選びたい。

さらに即効性で良かったことを来年も再来年も良いと思いたい。

その希望に託しているように思う。

 

同時に

「この先どのくらい繰り返さなくてはならないだろう」

先の見えない道程にうんざりする。

 

スマホをみればその話題。関心のある広告。

一度検索すればおすすめされ続ける新しい美容法。

外見の不安を煽り欲望を刺激する。

研究し尽くされ進化する依存システム。

時間を奪われた上に精神は不安定になる。

依存は「否認の病」でありもちろん自分で認めることはない。

この悪循環は自覚の無いままにメンタルに深い爪痕を残す。

 

真理を言う。

メンタルから老ける。

 

メンタルからの老いは時間の概念を無視する。

未体験の速度で進行する。

 

ゆえに精神的な安定は美容にとって大きな土台となる。

 

1.「不安やコンプレックスに支配されない」

2.「年齢に抗いつつ美しく成長する」

 

これらを満たす美容法が最適解である。

細く険しいが道はある。

 

価値観を整理しよう。

どういう自分になりたかったのか。

まだ時間はあるしこの先にはきっといいことがある。

 

慎重に丁寧に美容の道を歩む

 

そんなわけで私は「美容鍼・鍼の可能性」を

「1日 0.1%の変化」を25年以上探求している。

6世紀に日本に伝わった技術である。

時代による急激なトレンドの変化はありえないが、

この先も何世代先でもベストの美容法であり続けるために。

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